ちぇりお! | 北海道に乾杯

2018/09/07 「北海道胆振東部地震」キャンパーが被災してみて分かったこと

こんにちは。あっきです。
ブログ開設して初めての記事がまさか災害についてのお話になるとは、、、


この度9月7日に発生した「北海道胆振東部地震」について、未だ復興ままならない中で不謹慎かとも思いましたが、
①.自身で経験してみて役立ったこと
②.万が一、再び被災した時にやるべきこと
を忘れないためにも、こうして活字に残しておこうと思います。


この記事を執筆している現在も震源地付近では不明者の救助活動が続けられ、死者の数は35名になったと報道がありました。
亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、不明者の一刻も早い発見を願っております。
また、台風21号の被害にあわれた方々の1日でも早い復興をお祈りします。
(2018/09/09/11:00現在)



僕は北海道札幌市白石区というエリアで、両親と同居しマンションの8階に住んでいます。
2018/09/07 午前3時、地震が発生しました。僕はマンションが大きく揺さぶられる程の横揺れと、部屋の中の家具が倒れる「バターン」という大きな音で目を覚ましました。
ベッドの横には約300冊の漫画を収納している本棚を置いているのですが、(これ倒れてきたら死ぬな~)とボーッとしながら考えていました。

幸い家具が少し倒れる程で済んだのですが、その後地震発生から2日間我が家は停電が続きました。
断水等の被害はなかったため、直接的な被害は停電だけだったのが幸いです。
当ブログはキャンプブログということもあり、停電中はキャンプ道具を活用し生活しておりました。
https://www.instagram.com/p/Bnf_YtgDQ2s/
地震による停電でなんちゃってキャンプ#胆振東部地震 #キャンプ道具

テントポールとパラソルが刺せるテーブル、ワンポールテント用のLED照明をリビングに引っ張り出して夜は明かりをとっていました。
(かなり不格好ですが、、、)

後日、白石区は震度5強であったと気象庁より発表されていました。
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被災した!というにはおこがましいレベルの僕ですが、実際に2日間電気が使えない中で気づいたことを記しておきます。


①.自身で経験してみて役立ったこと

 1.キャンプの経験
これは本当に助かりました。我が家は幸いカセットコンロを持っており、ご飯を土鍋で炊くことができたのですが、その際にもキャンプで培った飯盒炊飯テクが役立ちました。
皆さんは炊飯器を使わずにご飯炊けますか?
その他にもキャンプテクニックが役立った場面はたくさんありましたが、土鍋炊飯が最も家庭内でドヤ顔できたので他は割愛します。

 2.電池をたくさん持っていた。
我が家は2日間停電が続いたため、その間テレビを見ることもできず、スマートフォンを充電することや夜に明かりを確保することすらままなりませんでした。ですが電池さえあれば、懐中電灯で明かりを取る・たまたま発掘した電池式の携帯充電器に使うetc.一騎当千の働きを見せてくれました。
今回の停電では単3乾電池君にMVPをあげたいと思います。
ありがとう単3乾電池くん。

 3.水をたくさん確保する。
これは以前Twitterで、地震発生時はすぐに水道水をペットボトル・浴槽に貯める!というのを見かけたことがあり実践しました。
幸い我が家は断水しませんでしたが徒歩5分の友人宅は断水してしまい、水を渡すことができました。
「大変な時は助け合いだよね」(今度焼肉おごれ)と笑顔で伝えることができたので、大いに役立ちました。
被災時は水が何より大切です。皆さんにも有事の際は浴槽貯水をお勧めします。


②.万が一、再び被災した時にやるべきこと

 1.携帯充電器をフル充電しておく。
上でも書きましたが今回の停電時、スマートフォンの充電がままならず一時は(このままネット難民になり情報も得られず野垂れ死ぬんだ、、、)と鬱になりかけてしまったので、現代人にはスマートフォンがとても大事です。精神安定剤
今回は数年前に購入したであろう電池式充電器をたまたま発掘したので難を逃れましたが、これがなかったら、、、と考えるとゾッとします。
バッテリータイプの携帯充電器も持ってはいたのですが、充電が減っておりiphoneの充電を15%だけ回復して死にました。
ihone3台分充電可!と書いてあったのに15%しか回復しなかったのでメーカーを訴えようと思っています。
このように自然放電等による充電の減少(充電忘れ)もありますので、
携帯充電器の残量には常に気を付けておこうと感じました。

 2.地震発生後は室内でもスリッパ・靴etc.を履く
今回の地震時、我が家も相当の揺れを経験しました。幸い大きな被害はありませんでしたが、やはり家具が少し倒れたり・食器が数枚割れてしまう、といった被害はありました。
電気も付かない暗闇の中ではどうしても足元への注意がおざなりになってしまいます。
今回僕は、倒れた棚に小指をぶつける・割れた食器の小さな破片が足の裏に刺さる、といった被害を受けました。真の敵は外ではなく内(家)に潜んでいるということですね、まったく恐ろしい。
そんなことがありましたので、有事の際に「慣れている家だから」と裸足で歩くことはお勧めしません。

 3.地震発生から15分以内に大切な人には連絡をしておく。
災害が発生すると電話網へのアクセスが集中し繋がらなくなる、ということはよく耳にしますよね?
僕はauのiphone7を使用しているのですが、今回の地震でも電波が全く繋がらなくなり、情報の入手に苦労しました。しかし正確に測ってはいないのですが、地震発生から20分程度の間はスマートフォンをいつも通り使用できたように記憶しています。被災時に電波塔も併せて被害にあっていたら難しいかもしれませんが、それらが無事な場合は回線網がパンクするまでに十数分のラグがあるのではないかと感じます。(あくまでも経験に基づいた仮説です)
災害発生後、身の安全を確保することが最優先ですが、もし連絡を取りたい方がいる場合は早めの連絡を心がけることをお勧めします。次は僕もそうします。


以上、つらつらと述べさせてもらいましたが今回の地震で学んだのは「起こってからの行動ではなく、起こる前の準備が大事」ということです。
日頃、有事の発生を想定し備えるということはなかなか難しいですが、そこでどれ程備えられるかということがその後を分けるのではないかと思います。
それは物資であったり自身の持つ知恵であったり様々ですが、時には(もし地震が起こったら、、、etc.)という「もし」を頭の片隅でも考えていただければ幸いです。
私はキャンプで知ったアウトドアテクニックが非常に役立ちました!


結論:みなさんキャンプをしましょう!